飲食店で食事時、4人席で感染リスクが高い位置

お知らせ

飲食時における座る位置の注意点 

理科学研究所から、スーパーコンピュータ「富岳」を利用したウイルス飛沫感染のシミュレーションの結果について発表がありました。

これまでにも、富岳によるシミュレーション結果や進捗状況について説明を行なってきましたが、今回は飛沫飛散における湿度や距離の影響のほか、飲食店における飛沫感染リスク評価についても説明がありました。

こうした検証結果をもとに、飲食店に置き換えた場合の感染リスクと、飲食店の再開に向けて有効な対策についても発表した。

人と人が挟んで対面すると、0.6mとなる、居酒屋で一般的に利用されているテーブルに4人が着席し、正面、はす向かい、隣といった、それぞれの相席者に向かって、1分程度会話をした場合を想定して、英語で「one, two, three, …, ten」までを5.5秒で発話して、それを繰り返す検証と、感染者が1人いた場合、座る場所によって到達する飛沫の個数がどう変化するのかを評価しました。

この結果、飛沫は比較的直進性が強いため、話しかけた人以外にはほとんど到達しないこと、感染者が在席者に均等に話しかけた場合には、隣の席の被感染リスクがもっとも高く、真正面に比べて5倍の飛沫到達数になること、はす向かいからの飛沫到達数は、真正面に比べると4分の1程度に減少することがわかりました。

感染者の隣に座った人がもっとも感染リスクが高く、ついで、正面はす向かいという順になる。

親睦会、接待などどうしても食事会を複数人でする機会があると思います。その際は、上記内容を参考にして頂き、食事時は出来る限りの少人数、席を離す、距離を取る、はす向かいに座るなどの対策を取る必要性を感じました。皆様も参考にして頂けたらと思います。

SHIELD 井上